
桑原裕子『甘い丘』戯曲本、重版出来!
長らく入手困難の状態でしたが、穂の国とよはし芸術劇場PLATにて上演される、市民と創造する演劇 『甘い丘』の上演を機に再販売します。
KAKUTAで2007年に初演、2009年に再演し、第52回岸田戯曲賞の最終候補にノミネート、平成21年度第64回文化庁芸術祭賞新人賞を獲得した作品を文庫本にまとめました。
ぜひみなさまこの機会にお買い求めください!
※本商品はお客様のご自宅に発送いたします。迅速に発送を行いますが、到着まで数日いただきます。
■書籍サイズ
文庫サイズ 縦:150㎜×横:105㎜× 厚さ:11 ㎜
ページ数 208ページ
■『甘い丘』は、こんな本です。
【Feature ①】 桑原裕子初の戯曲本!
・第52回岸田戯曲賞最終候補作品、待望の戯曲化
・同作品で2009年、文化庁芸術祭新人賞を受賞
【Feature ②】 読み物がいっぱい!
・恩師・平田オリザ氏と桑原裕子の特別対談は、懐かしくも読み応え充分
・KAKUTA女子メンバーが赤裸々に語り合う女たちの座談会を収録
・桑原裕子書き下ろしエッセイもあります
【Feature ③】Fumikuraの楽しいこだわりが満載!
・ポケットの中にすっぽりはいる文庫サイズ
・軽くてコンパクト!洋書のようなペーパーバックのデザイン
・漫画家・柊ゆたか氏によるパラパライラストつき
―― おはなし ――
丘の上に建つ砂川サンダル工場。働くのは女性が8割、それも前科者や家のない者と、ワケありの人間ばかり。
夫に逃げられ、行き場を無くした専業主婦・かの子は、夫への絶望と復讐心を抱き、同時に夫が迎えに来ることを心待ちにして、この工場に住み込みで働き始めるのだが……。
移り変わる四季の中で、汚れた工場の粗暴で猥雑な女たちに囲まれ、寮母として働くかの子の一年を描く。
愛を逃した女、愛も枯れた女、そしてまだ愛を乞う女たちの渇望と再生のものがたり。
―― INDEX ――
はじめに 開演前のごあいさつに寄せて(2007.2初演時パンフレットより )
甘い丘 戯曲
― オープニング かの子のまぼろし
― 第1場 蒸し暑く晴れた真夏の正午
― 第2場 夏の虫鳴く、晩夏の夜更け
― 第3場 穂が揺れる、秋の日暮れ前
― 第4場 吹雪訪れる真冬の夜
― 第5場 桜散る、春の午後
上演記録
平田オリザ×桑原裕子 特別対談 ~15年目の再会は甘い丘の上で~
KAKUTA女子座談会「わたしの女が疼く(うずく)とき」
エッセイ「働く女」 桑原裕子
おわりに Fumikuraからのごあいさつ